SDGs未来都市 全選定都市の取り組みを紹介!【2020〜2022年度】

2023年09月08日

SDGsの達成に欠かせない要素のひとつが、地域の活性化です。「SDGs未来都市」は、地域の課題を解決し、住民のウェルビーイング(Well-being)を高める取り組みとして注目されています。
本記事では、前の記事で取り上げた
SDGs未来都市の成り立ちやその意義、選定の基準、2023年度に選ばれたSDGs未来都市に続き、2020〜2022年度に選ばれた全てのSDGs未来都市の取り組みを紹介します。

●【最新】SDGs未来都市とは? その意義と、2023年の全選定都市の取り組みを紹介!

SDGs未来都市イメージ画像

SDGs未来都市一覧

2022年度

宮城県大崎市
「宝の都(くに)・大崎」の実現に向けた持続可能な田園都市の創生

「未来を担う人・地域 田園都市創生」「連携・醸成・発信 次世代へつなぐ産業創造」「安全・安心・住みやすさ創出」の3つの「創(つくる)」から施策展開を行う。特に「大崎耕土GIAHSを核とした持続可能な地域社会づくり」を軸に持続可能な田園都市「宝の都(くに)・大崎」の実現を図る。

秋田県大仙市
課題先進地の挑戦 Well-beingにあふれる持続可能なまち

SDGsを原動力に、三側面の全体最適化を図りながら、ウィズコロナ・ポストコロナにも対応可能な社会を再構築し、地域の全ての主体が責任と誇りを持ち、人だけでなく、地域や自然環境など、全ての要素が取り残されることのない市の隅々まで元気な「Well-beingにあふれる持続可能なまち」を形成する。

秋田県大仙市・秋田新幹線と田園

山形県長井市
循環で繋がるまち 長井

循環型地域づくり事業「レインボープラン」の新しい在りかたへの転換、人口密度の低下により損なわれつつある都市機能を維持するための「スマートシティ」、産業振興交流拠点「タス」の再整備による新産業の創出と産業構造の変革の3本柱を中心に、人口減少に歯止めをかけ、「子育て世代」の定着を目指す。

埼玉県戸田市
一人ひとりの行動変容から始まる持続可能なまちづくり ~『このまちで良かった』みんな輝く 未来共創のまち とだ~

本市に関わる「みんな」がまちづくりを「我が事」としてとらえ、主体的・積極的に参画し、未来を見据えて本市の新たな価値や魅力を「共」に「創」り出すまちへと進化を遂げる。さらに、便利で快適なだけでなく、子どもから高齢者まで誰もがその人らしく安心して住み続けられる、「みんな輝く、未来共創のまち」を実現する。

埼玉県入間市
Well-being City いるま ~健康と幸せを実感できる未来共創都市~

地域課題の解決に資する先進的な取り組みにチャレンジし続け、Society5.0を体現するとともに、心身ともに健康な人や健康な企業の活気によるにぎわいと健康の好循環が確立し、自然環境の保全とふれあいから豊かさと安らぎを得られるWell-beingなまちの実現を目指す。

千葉県松戸市
「やさシティ、まつど。」の進化と深化 ~多様な人材が奏でるSDGs未来都市の実現~

高度経済成長期は東京の人口爆発の受け皿としていち早く全国各地の住民を受け入れ発展を遂げた、寛容性の高い住宅都市である松戸市。「やさシティ、まつど。」のオープンマインドとすぐやる精神を活かし、多様な主体との共創による持続可能なSDGs未来都市を目指す。

東京都板橋区
絵本がつなぐ「ものづくり」と「文化」のまちの実現 ~子育てのしやすさが定住を生む教育環境都市~

「ものづくりのまち」「絵本のまち」のブランド力を高め、交流とにぎわい・子育てしやすい環境を創出することによって若い世代の定住化を促進するとともに、だれもがいつまでも元気に活躍できる学びと緑豊かな環境へのトランスフォーム(変革)とそれを継承し続けるまちを実現する。

東京都足立区
多様なステークホルダーと挑む「貧困の連鎖」解消に向けた都市型モデルの構築

「次代の担い手となる子どもや若者が、生まれ育った環境に左右されることなく自分を信じて前向きに挑戦しているまち」、「あらゆる世代の住民や事業者も、何事にも意欲的にチャレンジできるまち」を実現することで、レジリエンスと挑戦する意欲、経済的な自立力を高め、貧困や格差の連鎖を断つ持続可能な自治体の都市型モデルを構築する。

勉強をする女の子

新潟県
豊かな自然としなやかに共存する「住んでよしの新潟」

自然災害から県民の命と暮らしを守るため、「経済」では防災関連産業の創出・振興と再生可能エネルギーの導入促進、「社会」では自助・公助・共助による防災対応力向上、「環境」では気候変動対応や自然との共存など、三側面の課題に対し多様な関係者と連携して取り組み、安全に安心して暮らせる、住んでよしの新潟を実現する。

新潟県新潟市
都市と田園の好循環~デジタル技術で食と農の可能性を拡げる都市~

食と農のポテンシャルと都市の利点を活かし、デジタル技術で食と農の可能性を拡げ、農業と食に関連した課題の解決に取り組むことで、持続可能な都市の実現を目指す。ゴール2番目「飢餓をゼロに」の根幹とも言える食と農に真正面から取り組み、日本の食文化を守り支えるまちづくりを行う。

新潟県佐渡市
人が豊かにトキと暮らす黄金の里山・里海文化、佐渡 ~ローカルSDGs佐渡島、自立・分散型社会のモデル地域を目指して~

市民がより心豊かに暮らし続けられるよう、トキや佐渡金銀山をはじめとした独自の歴史・文化や豊かな地域資源を活かし、島内外の多様な主体との連携により、環境、経済、社会の三方で複合的・統合的に効果をもたらす人材と外貨を獲得する。自立・分散型社会のモデル地域となって課題解決先進地へ再生する。

石川県輪島市
"あい"の風が育む「能登の里山里海」・「観光」・「輪島塗」 ― 三位一体の持続可能な発展を目指して ―

日本海の沖合から吹く"あい"の風を帆に受け日本海を往来する北前船が、輪島のまちに活力と文化の多様性をもたらし、「能登の里山里海」、「観光」、「輪島塗」の3つの特性を育んできた。この3つの「輪島らしさ」を三位一体のSDGs施策として推進、次世代に繋がる持続可能な発展を目指す。

長野県上田市
「ひと笑顔あふれ 輝く未来につながる健幸都市」上田の創造

市内中小企業の新産業創出や、地域内での経済循環に向けた取り組み、2050年カーボンニュートラルに向けた各ステークホルダーの取り組みの推進、コンパクトなまちづくりに向けた公共交通体系の見直し等を総合的に実施する中で、総合計画に掲げる市の将来像と持続可能な社会を実現する。

長野県根羽村
源流の里による生命環境を生かした村づくり ~矢作川源流地の持続可能社会に向けた取り組み~

これまで成果をあげてきた矢作川の水源地域の森林環境を生かした林業や、茶臼山の環境保全活動を進化させる。地球温暖化による脱炭素など、グリーン社会への取り組みを加え、また、官民連携を加速させ地域経済の活性化と、持続可能社会(SDGs)に向けた取り組みを進める。また活動を国内外に発信し「世界の根羽」を目指す。

岐阜県恵那市
「住みたい田舎」であり続ける観光・交流・定住・安住・共生の恵那ライフ ーENA遺伝子の継承と伝達ー

恵那の自然とひとに受け継がれた豊かなくらしの遺伝子(ENA)を未来に継承し、全国・全世界に伝達する。観光・交流から定住、さらに安住、共生へとつながる恵那ライフを実現することを目指し、地域内外の多様な主体との連携の体制を構築し、自然との共生・循環型社会の構築・自律的な地域自治等のSDGsの取り組みを推進する。

静岡県御殿場市
誰もが輝ける 富士の麓の環境を守り育てるまち 御殿場

世界文化遺産富士山の恩恵を受けた豊かな自然・文化・産業といった地域特性を活かし、市民や多くのステークホルダーとのパートナーシップによる自律的好循環のもと、さらなる環境・景観の良質な形成と経済的発展による地域活性化を図る。これらにより各世代の市民が誇りを持ち、来訪者には潤いと安らぎを与え、誰もが輝ける持続可能な地域社会の実現を目指す。

静岡県御殿場市から見た富士山

愛知県安城市
安城ならではの公民連携によるウェルビーイングな脱炭素社会の実現

本市が歴史的に積み上げてきた農業や自動車を中心とした製造業、これからさらに飛躍する可能性のあるサービス業などあらゆる地域産業が連携し、地域企業の持つ知見や技術力などのリソースを最大限活用しながら、地域産業の変革や人材育成による脱炭素社会や市民のウェルビーイングを実現する。

大阪府阪南市
人と自然が共生・共創するCo -ベネフィット型未来都市の実現

高齢化・子育て世代の流出といった課題の克服に向け、都市部にありながら、豊かな自然を有している強みを活かして、市外の企業等と連携し、カーボンニュートラルに取り組む。また、環境や市民にやさしいまちとして、関係人口・交流人口を拡大させるなど、時代の一歩先をゆく持続可能なまちづくりを進める。

兵庫県加西市
SDGsの推進を通じてみんなで創る 加西の元気力

加西市の特徴であり魅力でもある自然環境や地域のつながりを活かしつつ、SDGsの推進により市に関わるすべてのひとと一緒にまちづくりを展開し、魅力的な地域資源の活用と継承、地域産業の活性化、快適な都市環境や健康な暮らしの実現、これからの社会で活躍する子どもの育成など、よりよいまちを次世代につないでいく。

兵庫県多可町
人と自然が共生する新たな森林サービスで幸福度高まるTAKA[多可]創生事業

住民参加型のオープンイノベーションプラットフォーム『クリアグリーンTAKA』で、イノベーションを創出し、クアオルト健康ウォーキングを核とした新事業や新たな価値を創造する。個々が成長する過程でSDGsにも貢献でき、人と自然が共生し、誰もが生きがいを実感しながら、誰一人取り残さない幸せなまちを目指す。

和歌山県田辺市
未来へつながるまち「田辺市」を目指して ~1000年をつなぐ熊野の保全と継承~

熊野古道をはじめとする自然資源の保全・活用、次世代を担う人材の育成、地域コミュニティの再生等に取り組むことで、熊野をさらに1000年先へとつなぐ『未来へつながるまち「田辺市」』を目指す。

鳥取県
人口最少県とっとりの「小さくとも持続可能な地域づくり」への挑戦

個々の人財・企業の活躍最大化と連携を協力にサポートする「人づくり王国とっとり」戦略によって、過疎・高齢化や気候変動などの地域の諸課題に立ち向かい、三側面の統合的な発展によって「小さくとも持続可能な地域」を実現する。

徳島県徳島市
SDGsでまちの未来を創ろう! 持続可能なわくわくするまち・とくしまの実現

徳島市の強みである「水とともに発展してきたまち」「ダイバーシティの実現に積極的なまち」「官民連携によるまちづくりが進んだまち」を発揮し、SDGsの実現に向けた経済・社会・環境三側面の取り組みを推進することで「持続可能なわくわくするまち」の実現を目指す。

徳島県美波町
森への回帰 ウミガメの森の恵みの地域好循環による"にぎやかそ(にぎやかな過疎)"の加速

①ウミガメの森を舞台に2つの強い産業(水産業と林業)の進化・再生と再エネ資源の発掘で地域経済循環の構造の改革。
②サテライトオフィス企業を中核とした産・官・学・町民全員の参加と共創プラットフォームの進化。
③南海トラフ地震に備えた、エイジ&ジェンダーフレンドリーな気づかいのまち。

愛媛県新居浜市
~先人の思いをつなぎ、シビックプライドを次のアクションへ~ 「SDGs未来都市 にいはま」実現プロジェクト

先人から受け継いだ豊かな自然や産業基盤という貴重な財産を次世代に責任をもって引き継ぐため、市への誇りや愛着を持つ市民、団体、企業が経済、社会、環境の三側面の取り組みで結びつき、好循環を生むことで、人口減少や環境保全などの主要課題に対応し、誰一人残すことなく、みんなが輝く持続可能なまちづくりを目指す。

新居浜市別子銅山

福岡県直方市
未来へつなぐ「ひと・まち・自然」~Road To 2030 Team NOGATA~

「ひと」は市民の健康や福祉、教育、「まち」は産業や交通、社会インフラ、「自然」は環境、エネルギー、農業の各分野に時代の流れをとらえ、社会変化に積極的に対応し、地域の経済発展や地域課題等の解決に取り組む。横展開での連携を行い共創することで、持続可能性を高め、未来につながるまちづくりを推進する。

熊本県八代市
新たなつながりの創出で、「持続可能な人と企業に選ばれるまち」づくり

市内外のステークホルダー同士が新たにつながる機会を創出する。このつながりによって生じる相乗効果で、課題解決に資するSDGsの取り組みを進め、八代市の2030年のあるべき姿、企業と市民がい続けたい・八代市へ移りたいと思える、「持続可能で人と企業に選ばれるまち」を目指す。

熊本県上天草市
島々を抱く穏やかな海で自然の恵みを活かしたサスティナブルシティ ~訪れたい、応援したい、戻りたい~

サスティナブルシティに向け、多様なステークホルダーが連携・協力し、海の資源を守り・活かして産業振興及び脱炭素を推進する。共感する関係人口を増加させつつ、市民生活の質を向上させる取り組みを行う。熊本天草幹線道路の完成を迎え、都市圏までの物理・心理的距離が縮まることで、人口減少が抑制され、育成した人財がSDGsを推進する好循環を生む。

熊本県南阿蘇村
3つのKによる「誰もが住みたい・住み続けたい南阿蘇村」の構築

恵まれた自然環境を最大限に活かして産業の振興を図り、活力を生み出す。生まれた活力により村びとのくらしを豊かにしていく。この3つの「K」、つまり「環境」・「活力」・「暮らし」を柱として、「誰もが住みたい・住み続けたい南阿蘇村」を築いていく。

鹿児島県薩摩川内市
「持続可能で魅力的なまち・薩摩川内市」を目指して

多種多様な地域資源を有し、まちづくりの中核を担う地区コミュニティ協議会や市内事業者等と一体となった「チーム薩摩川内」で、持続可能で魅力的なまちづくりに取り組んでいる。「総合計画」に基づき、経済・社会・環境の三側面に相乗効果を発揮し、複合的な地域課題の解決に繋げることで、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」社会の実現に取り組む。

参考「2022年度SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定について

2021年度

北海道上士幌町
「だれもが生涯活躍・環境と調和したビジネス展開」プロジェクト

①資源循環型農業と再生可能エネルギーの地産地消
②地域資源を活かしたビジネス展開
③暮らし、住まい、働く環境の整備
④だれもが生涯活躍のまちづくり
⑤関係人口の創出・拡大をスマートタウンの構築
この5つの課題に重点的に取り組む。

岩手県一関市
未来を見つめ、世界が憧れるまち いちのせき~新たな価値の創造による持続可能な地域づくり~

地域内外の多様な人材が交流・連携しながら、地域の課題を解決し、また地域内の農畜産物や木質バイオマス等のエネルギー資源や人材など、様々な"資源"がその価値を高めながら地域内で好循環する。2030年のその先の未来も見据えた持続可能なまちを目指す。

山形県米沢市
~果敢な挑戦と創造の連鎖~ 市民総参加で実現するSDGs未来都市米沢

先人から受け継いだ歴史・文化が息づくこのまちが、人口減少等の課題を抱えつつも将来にわたって持続可能な「未来都市」であるために、多くのステークホルダーとともに「挑戦と創造」をし続けることによって、ものづくり、健康長寿、環境教育をより高次元なものへと発展させ、三側面における好循環を生み出していく。

福島県福島市
東日本大震災と原発事故から10年、世界にエールを送るまち ふくしま

震災当時の子ども達が未曽有の大災害から立ち上がり、まちづくりに積極的に関わり行動しようとする若者世代に成長し、多様な世代との共創による創造的復興に向けたまちづくりを展開する。SDGsの目標に貢献する世界にエールを送るまちを目指すとともに、その知名度を生かして世界に向けて発信する。

茨城県境町
河岸の街さかいSDGs未来都市計画 ~誰もが明るい未来を描きながら暮らすことができる街 さかい~

誰もが住みやすく、行ってみたくなるような魅力あるまちづくりの推進によって、全国の自治体が普遍的に抱える人口減少や財政状況の悪化など、諸問題の解決を目指す。SDGsの理念に資する各種政策を推進することで、持続可能な開発によって将来にわたって希望をもって住み続けることができる環境を構築する。

群馬県
ニューノーマルを先導する持続可能で「快疎」な群馬の実現

官民共創スペース「NETSUGEN」の活用や市町村と連携して行う官民共創コミュニティの育成により、群馬の土壌とデジタルを掛け合わせた新たな価値の創出する。脱炭素社会づくり、人材育成をはじめとした、経済・社会・環境の三側面を官民が連して解決し、持続可能で他にはない価値を持つ「快疎」な群馬を目指す。

埼玉県
「日本一暮らしやすい埼玉県」へ~埼玉版SDGsの推進~

「安心・安全の追及」、「誰もが輝く社会」、「持続可能な成長」の3つの将来像を見据え、豊かな自然環境に囲まれ都心からも近く暮らしやすい埼玉の特徴を生かしながら、多様なステークホルダーと連携し全県一丸となって社会課題の解決に取り組み、『日本一暮らしやすい埼玉県』を実現する。

千葉県市原市
SDGsのシンボルとなるまちへの挑戦

国内有数の石油化学コンビナートを擁する工業都市として急速に発展してきたが、現在、様々な地域課題を抱えている。そこで、「市原市SDGs戦略Ⅰ」に基づき、経済、社会、環境の三側面の掛け算により、化学反応を起こし、「SDGsのシンボルとなるまち」を目指す。

市原市空撮写真

東京都墨田区
「働きがい」を「生きがい」と「暮らし」につなげるデザイン ~プロトタイプが実装できるまち~

都市部における新たな産業モデル(社会の実態や変化に適応する『しなやかで持続的な産業集積』)を構築する。そこで試されるプロトタイプモデルを、地域の理解を得ながら課題解決のために実装し、稼ぎを生み出し、自律的で持続可能な好循環を生み出していく。この好循環により環境負荷が低く幸せな社会の構築に寄与し、働きがいと生きがいにあふれたまちをつくる。

東京都江戸川区
海抜ゼロメートルのまち江戸川区が目指す「SDGs=共生社会」先進都市

高い水害リスク、区の魅力が十分に伝わっていない、新時代への対応が求められる産業構造などの逆境の中で、"リスク(危機)"を"チャンス(好機)"と捉え、「SDGs=共生社会」の実現に向けた先進的な都市モデルを構築する。

神奈川県松田町
みんなが"ツナガル"まちづくり「誰一人取り残さない!笑顔あふれる幸せのまち 松田」 ~日本の1万分の1スケールの町からの提案~

町域面積76%を占める森林資源に、SDGsの観点から地域の資源、強みを活かし、デジタル化などの未来技術を取り入れながら、SDGsの理念を取り入れた総合計画における各種施策を推進する。地域の諸課題を解決するとともに、地域経済の好循環を創出し、「誰一人残さない!笑顔あふれる幸せのまち 松田」を実現する。

新潟県妙高市
生命地域妙高プロジェクト ~ Beyond 2030 SDGsゼロカーボンへの挑戦 ~

まちづくりの基本理念を市民と共有し、「誰一人残さない」というSDGsの考えを取り入れる。妙高市の強みである「自然(=環境)」を守りながら、「経済」、「社会」との好循環を生み出す取り組みを加速させることにより、人と自然が共生する持続可能なまち「生命地域妙高」を実現する。

福井県
次世代に選ばれる「しあわせ先進モデルふくい」の実現

福井県は県民が長い時間をかけて培ってきた「安心と信頼の社会基盤」を有し、今また東西南北に大きく広がる高速交通インフラの整備を進めている。これらを最大限に活かし、"くらしの安心"と"社会の活力"、そして"県民の誇り"が相乗的に高まり、好循環を創出する「福井モデル」の確立を目指す。

長野県長野市
誰もが自分らしく活躍できる活気に満ちた長野圏域の創造 ~環境共生都市「ながの」の実現~

長野地域連携中枢都市圏の9市町村が、お互いの強みを活かし、弱みを補いながら、圏域全体が活気に満ち、一体となって地域課題の解決に取り組んでいく。SDGsの「誰一人取り残さない」理念のもと、環境を共生する循環型社会の構築を目指す。

長野県伊那市
SDGs未来都市 ~創造と循環のまち 伊那市の実現~

「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」等の推進による農林業の活性化や、新産業技術を活用して様々な地域課題の解決を図るとともに、「伊那から減らそうCO2!!」の推進による低炭素等による循環型社会の形成を目指し、この地に暮らす私たちが共に力を合わせて、将来にわたり持続可能で輝かしい伊那市の未来を築く。

岐阜県岐阜市
ぎふシビックプライドとWell-beingに満ちたSDGs未来都市

岐阜市の豊かな自然と都市の資源を活かし、市民のシビックプライド(まちづくりの当事者意識を伴うまちに対する誇り)とWell-being(身体的・精神的・社会的に良好な状態)を醸成する取り組みを進めることにより、持続可能な都市の実現を目指す。

岐阜県高山市
世界を魅了し続ける「国際観光都市 飛騨高山」の実現

飛騨高山特有の風土と飛騨人(先人)が生み出し、守り、築き上げてきた自然や歴史・伝統が後世に引き継ぐとともに、それらを活かした地域経済の発展が図られ、心豊かな暮らしが営まれる、国内外から選ばれ続ける「国際観光都市 飛騨高山」の実現を目指す。

高山市の街並み

岐阜県美濃加茂市
新たな価値を生み出す里山 リ・デザイン「ローカルSDGs みのかも」

2030年のゴール「ローカルSDGsみのかも」を目指す。「心」「体」「社会」における「健康のまち」実現に向け、里山ブランドを生かした「里山×STEAM」をベースに、バックキャスト型のアプローチとともに、市内ステークホルダーによるプラットフォームを設立し、新たなまちを生み出すイノベーションの創出とリデザインを行う。

静岡県富士宮市
富士山を守り 未来につなぐ 富士山SDGs

<共有財産>富士山の自然環境が良好に保全できるよう、人と人、企業と企業、都市部と郊外集落との交流により、地域資源を生かした新しいアイデアや連携を生み出す。地域経済を活性化させることであらゆる人や世代が活躍できるまちを実現する。

愛知県小牧市
SDGs未来都市こまき ~こどもたちの夢への挑戦を応援し、未来につながるまち~

こどもたちの夢への挑戦をまち全体で応援することで、こどもを中心にすべての人がつながり、年齢・性別・国籍・障がいの有無等に関わらずそれぞれの個性や能力を活かすことができる"誰一人取り残さない"持続可能で多様性と包摂性のあるまちを目指す。

愛知県知立市
多文化共生の未来都市知立を目指して ~日本人・外国人誰一人取り残さない持続可能なまちづくり~

多文化共生体制の構築という地域課題を解決するため、日本人・外国人が互いを理解し、交流し助け合い、誰一人取り残さないで住み続けられる「多文化共生の未来都市知立」を実現する。そのために、多様なステークホルダーとの連携により、雇用機会の創出、農業や環境保全活動等による日本人と外国人の交流の創出等を行う。

京都府京都市
千年の都・京都発!SDGsとレジリエンスの融合 しなやかに強く,持続可能な魅力あふれる都市を目指して

2030年の先の「CO2排出量正味ゼロの実現(2050年)」「レジリエント・シティの実現(2040年)」を見据え、文化を基軸としたあらゆる政策の推進する。京都の強みである市民力を活かして、多様な主体の協働による社会課題解決やSDGsの達成に"みんなごと"で取り組むことで、「しなやかに強く、持続可能な魅力あふれる京都」を目指す。

京都府京丹後市
京丹後市SDGs推進計画 ~豊かな自然環境と多彩な産業、先端技術が調和した幸福なまちの実現〜

人口減少、少子高齢化の進む中にあっても、先端技術の積極的な活用と人材の活躍、民民連携の促進により、環境保全と付加価値創造を両立する。豊かな自然環境と多彩な産業、先端技術が調和した幸福なまちの実現を目指す。

大阪府能勢町
地域資源が循環する里山未来都市の実現

能勢町はダイオキシン問題で全国的な注目を集め、町が環境問題と深い関わりを持つことを内外に知らしめた教訓がある。コロナショックを機に、資源循環型の新しい町の骨格創りを加速させる。地域エネルギー会社を核に「エネルギーを変える。まちが変わる」取り組みを多様なパートナーと推進し、地方版グリーンリカバリーに挑戦する。

兵庫県姫路市
世界をつなぐSDGs推進都市ひめじの夢

SDGs未来都市を推進することにより、世界遺産・国宝姫路城という強みを活かした国際交流事業を展開する。国内外にパートナーシップを構築することで、姫路の若者を高い意識と広い視野を持ち、地域で活躍できる国際人材(=グローカル人材)として育成する。

姫路城

兵庫県西脇市
人輝き 未来広がる SDGs田園協奏未来都市 にしわき -自然と人が織りなす持続可能な地方都市の挑戦-

西脇市の豊かな自然環境や育んできた地域資源、それらを紡いできたコミュニティという強みを再認識し、多様なステークホルダーとの」協働・協力の下で、多自然地域が有する豊かさを保全する。それらを生かして新たな価値を創出することで、自然と暮らしが調和した「田園協奏都市 にしわき」を次代へ継承する。

鳥取県鳥取市
サステナビリティ×イノベーションで「農村から真の持続可能なまち」を実現する

人口減少が進む地方都市において、「環境保全」と「経済活性化」が両立した、持続可能な地域を創出する。「食」と「エネルギー」の自給自足を達成し、人と人が繋がった農村モデルの構築を進める。産学官が十分に連携して、サスティナビリティとイノベーションを組み合わせることで、持続可能な真の農村モデルとして、広く普及させていくことを目標とする。

愛媛県西条市
豊かな自然と共生し「ヒト」と「活動」が好循環するまち西条創生事業

多くの活動人口の存在(ヒト)と自発的な取り組み(活動)が好循環する仕組みが必要であることから、西条市では、「LOVESAIJOポイント制度」と全国発の市民総参加によってトレードオフの解消を図る「SDGsingメーター」を採用。三側面からの身近な活動が、持続可能な地域社会の実現に繋がることを実感できるまちづくりを推進する。

熊本県菊池市
合言葉は3つの"つ" !「つどう・つながる・つづける」 ~自然を生かし、人をつなぎ、自立発展し続けるまち菊池~

里山の恵みに人々が集い、農家・ITベンチャー・学術機関などの様々な人たちが繋がることを通じて、カーボンニュートラルや地域の活性化を実現する。新たな地方ビジネスや他分野の人の交流が生まれ、さらにこれが相互に循環することで、自立的なまちとしての発展を続ける。

熊本県山都町
有機農業で持続可能なまちづくり

豊かな自然や美しい農村風景を守りながら環境に配慮した有機農業を拡大し、山の都での有機的な暮らしを地域内外に情報発信することにより、町に関わりをもつ人々を増やす。併せて先人の知恵を後世へと継承する学びの循環や、研修制度等の人材育成により町(地域)の担い手へと繋ぐ。

沖縄県
誰一人取り残さない持続可能な「沖縄らしさ」の実現 ~SDGs推進による沖縄の継承と変革への挑戦~

「沖縄らしいSDGs」の実現に向け、バックキャスティングで策定した沖縄21世紀ビジョンの県民が目指す将来像と重なる、残すべき「沖縄らしさ」(継承)と変えていく「沖縄らしさ」(変革)を包含した沖縄の挑戦を示す計画。様々なステークホルダー間の協力と柔軟な連携体制を新たに構築し、環境・経済・社会の三側面の調和・循環を促す取り組みを展開することで、持続可能な「沖縄らしさ」の実現を目指す。

参考「2021年度SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定について

2020年度

岩手県岩手町
トリプルボトムラインによる町の持続可能性向上モデルの構築・実証 ~SDGs姉妹都市×リビングラボ~

3つのカルチャー(農業、スポーツ、工芸・ものづくり)を磨き上げるとともに、ブランディング、シビックプライドを醸成することにより持続可能性を向上させる。また、「SDGs姉妹都市」との連携を通じて強化・ブラッシュアップを図り、リビングラボの手法により次世代に引き継ぐ町の担い手を育成する。

宮城県仙台市
「防災環境都市・仙台」の推進

「杜の都」のまちづくりに、東日本大震災の教訓を織り込んだ「防災環境都市」の推進をテーマとした。担い手の育成、持続可能でしなやかな環境づくり、都市ブランド力の向上による地域経済の活性化といった社会、環境、経済の三側面の取り組みを連動させ、都市全体の活力を生み出す好循環を目指す。

宮城県石巻市
最大の被災地から未来都市石巻を目指して ~グリーンスローモビリティと「おたがいさま」で支え合う持続可能なまちづくり~

人口減少・少子高齢化に伴う担い手不足や東日本大震災に起因したコミュニティ等の課題に対し、環境保全に資する新産業創出等による地域経済活性化、未来技術を活用した新たな移動手段の構築や高齢者の孤立防止等による地域コミュニティの活性化等により解決を図り、支え合いで築き上げる持続可能な地域社会の実現を目指す。

東日本大震災被災地 石巻市南浜地区

山形県鶴岡市
森・食・農の文化と先端生命科学が共生する‟いのち輝く、創造と伝統のまち 鶴岡"

森・食・農・先端生命科学の「いのち」を素材とした本市の豊かな地域資源が、Society5.0や未来技術、民間のSDGs活動などと有機的に結び付くことにより、産業経済の自律的好循環と市民一人ひとりの健康、学び、多様な価値観を認め合い、幸せと思える豊かさを追求しながら暮らしやすさを実感する"いのち輝く創造と伝統のまち"を創出する。

埼玉県春日部市
春日部2世、3世その先へと住みつなぐまち ~未来へ発信する世代循環プロジェクト~

高齢者が健康で安心して住み続けられる春日部。若い世代が「住み続けたい!」、就職や結婚で市外に出た人も、「再び春日部で暮らしたい!」と思える、コンパクトで質の高いまちを形成し、住みつがれていく『世代が循環する』まちを実現する。

東京都豊島区
消滅可能性都市からの脱却 ~持続して発展できる「国際アート・カルチャー都市」への挑戦~

経済面、社会面、環境面の取り組みを多様な主体との協働により総合的に展開しながら、国際文化交流を推進し、まちの魅力を高める。これにより住みたいひと、訪れたいひと、住み続けたいひとを増やし、地域経済を発展させ、そこから得た税収を区民サービスに還元することによって好循環をもたらしていく。

豊島区池袋・東京芸術劇場

神奈川県相模原市
都市と自然 人と人 共にささえあい生きる さがみはらSDGs構想

相模原市では、「津久井やまゆり園」において大変痛ましい事件が発生するとともに、令和元年東日本台風では中山間地域において大きな被害が発生したことから、「人間の安全保障」に重点を置き、あらゆるステークホルダーの参画によりSDGsを推進し、都市と自然が共生し、誰もが「共にささえあい生きる」共生社会を実現する。

石川県金沢市
世界の交流拠点都市金沢の実現 ~市民と来街者が「しあわせ」を共創するまち~

金沢市、金沢青年会議所、国連大学IAS OUIKの3者が、連携協定に基づきつくり上げた、金沢の独自目標である「金沢SDGs『5つの方向性』」の実現を通して、3者を中心に、市民、企業、教育機関、来街者をも含めた多様なステークホルダーとの連携のもと、「しあわせ」を共創する世界の交流拠点都市金沢を実現する。

石川県加賀市
官民協働のスマートシティによる持続可能なまち

加賀市は、温泉観光業や伝統工芸、製造業などで栄えてきたまちである。しかし、最近では人口減少が進み、地域活力の低下や人材不足などの新たな地域課題も発生してきている。こうした課題に対し、先端技術を活用し解決を図るため、官と民が協働し、生活の質(QOL)を向上させる持続可能なスマートシティを目指す。

石川県能美市
能美市SDGs未来都市 暮らしやすさを日本一実感できるまちへ

「訪れたい、住んでみたい」と"多くの人や企業から選ばれるまち"そして「暮らしやすさを日本一実感できるまち」を目指し、能美の財である「お人柄」を次世代につないでいくための人材育成の取り組みを通して、これからのSDGsの実践を担いふるさと愛を持って行動できる市民と地域を育んでいく。

長野県大町市
SDGs共創パートナーシップにより育む「水が生まれる信濃おおまち」サステナブル・タウン構想

大町市の至高の資源である「水」に焦点をあて最大限に活用するとともに、地域資源の磨き上げと掛け合わせにより、SDGsに資する「まち・ひと・しごとづくり」を、市民を主体とする産学官金連携により一体的に推進。人口減少をはじめとする多様な地域課題を克服し、サステナブル・タウン「水が生まれる信濃おおまち」を実現する。

岐阜県
SDGsを原動力とした持続可能な「清流の国ぎふ」の実現

人口減少と少子高齢化が進行する中、「自然と人が創り出す 世界に誇る『清流の国ぎふ』」を目指して、「美しい清流とそれを育む豊かな森の保全と活用」(環境面)、「世界に誇る『ぎふブランド』の創造と発信」(経済面)、「『清流の国ぎふ』の未来を担う人づくり」(社会面)の三側面に資する取り組みみを推進していく。

静岡県富士市
富士山とともに 輝く未来を拓くまち ふじ

富士山の豊かな恵みを享受している富士市の使命として、富士山の環境を次代に引き継ぐ。新素材CNF(セルロースナノファイバー)の開発や、ユニバーサル就労、災害時のトイレ対策など、環境と産業と生活が調和した持続可能な都市を実現するため、市民、産官学金など多様な主体と連携し、地域力の結集を図り、未来を拓くイノベーションを先導していく。

静岡県掛川市
市民協働によるサステナブルなまちづくり

地域の資源を活用した再生可能エネルギーの普及を促進し、エネルギー資源の地産地消と地域内経済循環を地域新電力事業により実現するとともに、様々な主体がまちづくりに参画・連携し、積極的に地域課題解決を図るよう「協働のまちづくり」をさらに進化させていくことでサステナブルなまちづくりを行う。

愛知県岡崎市
"みなも"きらめく 公民連携サスティナブル城下町 OKAZAKI ~乙川リバーフロントエリア~

時代とともに役割を変化させてきた岡崎城下町の過去の歴史に習い、広域で中心的な役割を担う中枢中核市としての機能を発揮していけるよう、環境・社会・経済の3側面(分野)の統合的な課題解決を図る。また、これと並行して中心部・周辺部・山間部の3側面(エリア)の課題についても統合的な解決を図っていくことで、3側面(分野)×3側面(エリア)について岡崎発の自治体SDGs推進モデルを構築していく。

三重県
若者と創るみえの未来~持続可能な社会の構築~

三重県らしい持続可能な社会をめざし、若者の参画を得て、現在課題と捉えている深刻な人手不足や若者の県外流出、自然環境の維持に向けた取り組みを推進する。取り組みにあたっては、庁内全部局で推進体制を組成するとともに外部有識者による検証体制を整え、ステークホルダーと共に、事業間連携、PDCAサイクルによる事業改善を図っていく。

三重県いなべ市
グリーンクリエイティブいなべ ~グリーンインフラ商業施設「にぎわいの森」から、カジュアルなSDGs推進を世界へ~

森林放棄地を活用したグリーンインフラ商業施設「にぎわいの森」を先導例として、地域商社機能やまちづくり機能、DMO機能を備えた活動を官民金連携で実施。カジュアルなまちづくりに共鳴する市民や移住希望者を呼び込み、鈴鹿山脈の山辺までの市内広域観光回遊を実現する。

滋賀県湖南市
さりげない支えあいのまちづくり こなんSDGs未来都市の実現【シュタットベルケ構想】

障がい者福祉や地域自然エネルギー分野において先駆的に取り組んできた湖南市において、自治体地域新電力会社「こなんウルトラパワー株式会社」を核として、小売電気事業により生み出される価値を地域内循環させ、経済・社会・環境の三側面からの取り組みを深化させる。さりげない支えあいによるまちづくりを展開、誰一人取り残さないSDGs未来都市を実現する。

京都府亀岡市
「かめおか霧の芸術祭」 x X(かけるエックス) ~持続可能性を生み出すイノベーションハブ~

農業、観光及び環境といった地域資源の見える化、知の共有及び相乗効果の創出による課題解決を活動テーマとする「かめおか霧の芸術祭」をハブに、行政とアーティストらが分野横断的に人々をつなぎ、アナログとテクノロジー両面からイノベーションを促すとともに、循環的な経済圏や新陳代謝のあるコミュニティを形成する。

大阪府・大阪府大阪市
2025年大阪・関西万博をインパクトとした「SDGs先進都市」の実現に向けて

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる大阪・関西万博の開催都市として、いのちや暮らし、次世代に関わるゴールに重点的に取り組みながら、行政だけでなく、府民や企業、金融機関、経済界などあらゆるステークホルダーとの連携を広げ、一人ひとりがSDGsを意識し、自分なりの強みや課題意識の中で、自律的に17のSDGs全ての達成をめざす「SDGs先進都市」を実現する。

大阪府豊中市
とよなかSDGs未来都市 ~明日がもっと楽しみなまち~

「豊中市の強みや特性を発展させ、まち全体で子どもたちを育み、その子どもたちが愛着と誇りをもってまちを創っていく。そのために多様な主体が協働のもと、創意工夫し、明日がもっと楽しみと思えるまちにしていく」ことを2030年のあるべき姿とする。これを実現するために、「将来役立つ教育」「支えあう地域」をキーワードに市民・事業者・行政が一体となって地域課題の解決に向けて取り組みみを推進する。

大阪府富田林市
SDGsを共通言語としたマルチパートナーシップによる"富田林版"いのち輝く未来社会のデザイン

人口減少・少子高齢化等に起因する厳しい市財政状況や地域の担い手不足等の課題に対し、従来型の取り組みから一歩踏み込んだ仕組みとして、公民連携・民民連携をキーとしたマルチパートナーシップを創出し、地域リソースを効果的に活用した、富田林発の市民とまちの「健康」増進を進める。

兵庫県明石市
SDGs未来安心都市・明石 ~いつまでも すべての人に やさしいまちを みんなで~

誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるやさしいまちの実現を目指し、①環境と豊かな暮らしとの調和、②やさしい共生社会の創造、③地域の資源・特性を活かした活力ある経済 の3つの方向性のもと、漁獲量の減少や待機児童、地域コミュニティの希薄化、中小零細事業者の後継者不足などの課題解決に取り組む。

兵庫県明石市の風景

岡山県倉敷市
多様な人材が活躍し,自然と共存する"持続可能な流域暮らし"の創造 ~高梁川流域圏の発展は倉敷市の発展~

人口減少社会においても持続可能な圏域とするため,全国に先駆けて形成した高梁川流域連携中枢都市圏において、SDGsの観点をもって、連携を更に強化していく。全分野共通の課題である"地域で活躍する人づくり"と、豊かな自然環境を未来につなぎ、荒ぶる自然災害にも対応する"自然との共存"の実現を目指す。

広島県東広島市
SDGs未来都市東広島 未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市

東広島市は、大学・試験研究機関をはじめ、多くの学術研究機能が集積し、イノベーション創出の鍵となる知的資源に恵まれた都市である。この知的資源と、豊かな自然環境、多様な人材といった地域資源が相互に作用しあうことによって、未来を築く「新しい価値」が生まれ、あらゆる地域や場面で発揮される都市の実現を目指す。

香川県三豊市
せとうちの海と山とまち ~ひろく豊かな田園都市・多極分散ネットワーク型みとよ形成事業

【目的を分担し、時間と空間を合理化した地域拠点ネットワーク型ふるさと】
●産業創造拠点:次世代育成拠点・子育て支援拠点など多機能で多様なサービスをバランスよく地区ごとに分散・分担して整備
●地域コミュニティ拠点:地域住民同士の交流や生涯学習活動や支え合いのコミュニティ活動拠点及び地区における交通ネットワーク拠点として形成

愛媛県松山市
みんなを笑顔に "観光未来都市まつやま" ~瀬戸内の 島・里・山を つなぐまち~

地域資源を活かした取り組みを継承しつつ、課題解決に向け多様なステークホルダーが協働し、経済・社会・環境の三側面を統合的に推進する。その取り組みや効果を見える化し、国内外に情報発信するほか、プラットフォームを通じて自律的好循環を形成するなど、「安全で環境にやさしい持続可能な"観光未来都市まつやま"」を目指す。

高知県土佐町
持続可能な水源のまち土佐町 ~人々の豊かな営みが「世界」を潤す水を育む~

「地域で暮らす人々の豊かな営みが、他の地域をも潤す"世界"の水源のまち」の実現に向け、水源保全のあり様を可能な限り具体的かつ定量的に把握することや、教育や学びの環境の充実、地域産業のリデザイン、地域の人々の活躍の場づくり、暮らしやすいまちづくりを推進する。

福岡県宗像市
「世界遺産の海」とともに生きるSDGs未来都市 むなかた

宗像市が有する全ての資産を活用しながら、まちの賑わいを取り戻し、人口減少や高齢化社会への対応を図る。また、まちの賑わいが持続可能な環境保全活動を実現し、世界遺産の普遍的価値を持続させる。この好循環により、「地方創生」と誰一人取り残すことなく「世界遺産の海」とともに生きるSDGs未来都市むなかたを実現する。

長崎県対馬市
自立と循環の宝の島 ~サーキュラーエコノミーアイランド対馬~

海洋プラスチックごみ問題に関する「スタディツアー」を通じ、サーキュラーエコノミーを誘発し、島外からのカネ・ヒトの流れを活性化させる。並行してESD推進により「SDGs実践型人財」を育成し、環境保全活動等によって対馬の価値をさらに高める。地域資源を活かした社会的起業と環境配慮・環境貢献型商品開発を通じて島内外の経済の好循環を創造し、自律的で「持続可能な産業」に移行する。

熊本県水俣市
みんなが幸せを感じ、笑顔あふれる元気なまちづくり

水俣病の経験と教訓を踏まえてこれまで実践してきた環境配慮型の施策や取り組みを継承しながら、市民の暮らしと地域の存続を支える経済の活性化、その担い手となる人材育成を図る。主体的に活動する市民を増やすことで、社会全体が好循環する仕組みづくりを多様な主体と協働し、より強力に進めていくことを目標とする。

鹿児島県鹿児島市
"活火山・桜島"と共生し発展する持続可能なSDGs未来都市・鹿児島市

人口減少、特に若い世代の人口流出抑制が課題となる中、多彩で豊かな自然と多様な都市機能が集積した本市の特性や地域資源をさらに生かし、SDGsを共通目標として、市民、事業者、NPO、行政などの多様な主体が連携・協働して"豊かさ"を実感できるまちづくりを進め、持続可能な社会を目指す。

沖縄県石垣市
自然と文化で創る未来 ~守り・繋ぎ・活きる島 石垣~

石垣市では、地域における社会課題をSDGsというツールを用いて解決するプラットフォームを核とした「離島におけるSDGs課題解決モデル(=石垣SDGsモデル)」を構築する。これにより全てのステークホルダーに配慮した最適解を導くとともに、多層化しがちな各主体を包摂的に地域社会に取り込んでいく。

参考「2020年度SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定について

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筆者プロフィール
講談社SDGs編集部

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