2025年03月31日
1975年3月8日に国連で提唱、1977年の国連総会で議決され、3月8日は「国際女性デー」に制定されています(出典:内閣府 男女共同参画局)。イタリアではこの日に、母親や妻、友人、会社の同僚など、周囲の女性に感謝を込めて、愛や幸福の象徴であるミモザの花を贈り、女性の社会での活躍を祝福しています。そのことから、「国際女性デー」は別名、「ミモザの日」と呼ばれ、黄色いミモザの花は「国際女性デー」のシンボルとなっています。
在日イタリア商工会議所(※)では、女性のエンパワーメントを促進するために、このすてきなイタリアの文化習慣を日本に訴求する活動として、「イタリア MimosaDay(ミモザ デイ)」というイベント事業を推進しています。
5年目となる今回は、東京タワーを舞台に、年間を通して各分野で際立った活躍を見せた美しい女性を表彰する「Mimosa Day Award2025」も同時開催。セレモニーを催しました。2025年のテーマは「Life is Beautiful = La vita ebella!」。そこには、さまざまな逆境を乗り越えて、さまざまなことに挑戦して、美しく輝く女性たちへのエールが込められています。受賞した3名は、以下の方々です。
男性優性の自動車業界でご活躍されている女性役員は稀有な存在であり、日産自動車株式会社のダイバーシティ推進オフィス「ダイバーシティディベロップメントオフィス」 (DDO)設立の重要な役割を果たした功績に対して賞が贈られました。
星野朝子さんは受賞に際し、ビデオメッセージを送り、以下のように喜びを表現しました。
「このたびはミモザアワードこのような賞をいただき、とても光栄に思います。わたしだけではなく、すべての女性のエンパワーメントを応援する方々への賛辞であると感じています。
日産自動車ではダイバーシティを経営戦略に掲げてから約20年間の間に、女性のマネージャー比率は、約7倍に増加しました。ダイバーシティ推進オフィス『ダイバーシティディベロップメントオフィス』では次世代の女性のマネージャー育成を担っています。
また、イタリアのミモザデーにちなみ、夫にミモザの花を購入してもらいました。そして今夜はイタリアの文化を深く感じながら、美味しいイタリア料理を満喫しようと思います」
ビデオメッセージで受賞の喜びを語る、星野朝子さん
「4大監査法人」および大手中堅監査法人で日本初の女性トップに就任。ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの推進にご尽力された功績に対して賞が贈られました。
受賞した片倉正美さん(右)
その優れた経営手腕により、2024年に多くのイタリアブランドとの提携を実現。イタリアブランドの日本進出へ貢献した功績に対して賞が贈られました。
受賞の喜びを語る、山野ニーナさん
なお、「イタリア MimosaDay 2025」では、女性起業家に贈られる「PHENOMENA AWARD 2025」の受賞セレモニーも同時開催されました。受賞した美しく輝く女性たちに、祝福の拍手が会場中から送られました。
「PHENOMENA AWARD 2025」受賞セレモニーにて。
(右から)Gennaro Strever, President, Camera di Commercio Chieti Pescara/Gabriella Ferrazzano (Musae Studio)/Eleonora D'Ambrosio De Dominicis (Coolt)/Carla Ripani and Gabriella Ripani (Ripani)/Silvia Pavanello and Paolo Porcu Rodriguez (Officine904)
※在日イタリア商工会議所:1972年、イタリアと日本の間での商業的交易、関係の促進を促すために東京で設立された、企業と企業家の協会。
<開催概要>
Mimosa Day Award Party 2025
開催日時:2025年3月7日(金)
開催会場:東京タワー スカイメインデッキ1階