良品計画(無印良品)が総合1位! ── 生活者目線のSDGsへの貢献ランキング「JSBI」

2023年03月24日

2月14日(火)、株式会社 博展は、SDGsへの企業の取り組みや商品、およびブランドのサステナブル価値を評価指数化した、「Japan Sustainable Brands Index(JSBI) 2022」のランキングを発表。無印良品を展開している「良品計画」が初の総合1位に輝きました。

取り組みから情報発信まで、できている企業のランキング

生活者のSDGsの認知度、関心は年々高まっています。そのなかで、企業のSDGsへの取り組み、姿勢にも注目が集まっています。

今回、博展が行なった「JSBI」の調査は、生活者目線のSDGsへの貢献ランキングです。つまり、SDGsへの取り組むを進めるだけでなく、さらに、しっかりと生活者への情報発信までできている企業のランキングとも言えます。その結果がこちらです。

JSBI TOP30企業(SDGs貢献イメージ得点+SDGs評価得点)
※2021のランキング結果比較

総合1位に輝いたのは「良品計画」

今回、総合1位に輝いたのは、無印良品を展開する「良品計画」でした。2020年、2021年の連続2位からランクを上げ、初めて総合ランキング1位を獲得しました。

もともと素材の選択、工程の点検、包装の簡略化による社会や環境へ配慮したモノづくりを提唱してきましたが、昨年就任した堂前宣夫社長が「地域への土着化」を打ち出し、店舗のある地域と連携して、地元にある課題に積極的に取り組む姿勢を見せていることが高い評価につながったものと思われます。

総合2位に輝いたのは「トヨタ自動車」

総合2位に輝いたのは、「トヨタ自動車」でした。

2015年、「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表。6つのチャレンジを掲げ、「CO2ゼロ」と「(ゼロにとどまらない)プラスの世界」の実現に取り組んでいます。事業を通じてSDGsに継続して取り組む姿勢がイメージの向上につながっているものと推測されます。


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▼トヨタ自動車のSDGs取組事例はこちら(講談社SDGs内)▼
https://sdgs.kodansha.co.jp/news/case/38162/

両社の共通点は、自社事業のなかで「本気でSDGsへの取り組みを進めている」点です。上辺だけではないその姿勢が、多くの生活者の評価、共感につながっているのではないでしょうか。

業界別トップは「化粧品・トイレタリー」

業種別の動向を見てみると、1位は「化粧品・トイレタリ―」、2位は「薬品・医療用品」、3位は「食品」でした。

調査企業を19の業種に分類し、業種別の貢献度を表したランキング表

「化粧・トイレタリー」では、トイレタリー部門の12社のうち、11社が企業別のランキングで100位以内に入っています。また「薬品・医療用品」では、最高位がユニ・チャームの8位でしたが、対象企業が総じて高い得点を獲得しており、業界全体が高い評価を得ていることがわかります。

Japan Sustainable Brands Index(JSBI)とは

Japan Sustainable Brands Index(JSBI)」は、株式会社 博展が実施している、企業のSDGsに対する取り組みや商品、ブランドのサステイナブル価値をポイント化し、評価指数化している調査です。

SDGsやサステナビリティ活動に対して、関心の高い生活者の視点を重視し、彼らのSDGsや各企業のサステナビリティ活動への認識が、実際の行動(購買や推奨など)にどのような影響を及ぼすのかを分析している点が、JSBIの特徴です。

第3回目となる今回は、19業種306社を対象に、調査対象者である全国47都道府県の18歳から79歳までの男女に各企業30問の設問に回答してもらい、集まった1万5300回答サンプル(1社あたりの回答者数は300サンプル)をもとに、企業のSDGsに対する取り組みや商品、ブランドのサステイナブル価値をポイント化し、評価指数化しています。

▼調査結果の詳細(速報版)はこちらからご覧ください。
https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2023/JSBI2022-Report_Ver.1.0.pdf


●関連リンク
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000039931.html

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SDGsトピックス